寄宿舎日誌

聴覚集会

 9月の聴覚集会では,新型コロナウィルス感染症に起因する偏見や差別について話し合いました。

聴覚集会で,職員と舎生が向かい合って話をしている様子。

 日本赤十字社監修「新型コロナウィルスがもたらす3つの“感染症“」を教材に,感染症に関する差別や偏見について考える機会を持ちました。
 3つの感染症とは,①病気そのものの感染症,②不安という気持ちの感染症,③差別や偏見という意識の感染症を指します。
 この3つの感染症の負のスパイラルに関連して,舎生自身が「不安に思うこと」や「自分にできること」を考えました。

職員の話を舎生が聞いている様子

 舎生からは,不安にふりまわされないために「自分にできること」として,以下のような意見がありました。
・うわさを流さない。
・言い出しにくい空気にしない。
・身近な人に相談する。
 
 今回の話し合いでは,感染症に対して不安なことがあれば,「1人で抱え込まず,周りの信頼できる大人に相談すること」を解決方法のひとつとして伝え,集会を終えました。
 今後も継続して,日常のどんな場面で差別や偏見が起こっているかを学び,しなやかに対応する力と人を思いやる心を育んでいきたいと思います。