寄宿舎日誌

鉛筆 自立支援室

自立支援室では、一人暮らしをイメージした体験活動を行っています。

聴こえの不自由な方が自立した生活を送るためには、家事能力や生活管理などのスキルを身につける以外に、日常生活で必要な情報を得ることができる環境が必要となります。

自立支援室には、来客や火災など必要な情報を光や振動、大きな音で知らせる機器(屋内信号装置)を設置しています。

 

屋内信号装置は、発信器と受信器をペアで使用します。

自立支援室入口に設置されたドアホンの写真 ドアホンを押すと…

壁に設置したドアホンの受信機が音と光の点滅を繰り返している。その横の屋内信号装置の発信器がチャイム音を感知している写真
発信器がチャイム音を感知して、受信器に無線信号を送ります。ひらめき

屋内信号装置の受信器がフラッシュライトを点滅させている写真

受信器は信号を受信して、強力なフラッシュライトで来客を知らせます。了解

部屋の間取りに合わせて,部屋のどこにいても気づくことができるようにする工夫も必要です。

他にも、目覚まし時計型受信器にベッドシェーカを繋ぐことで、音と振動で時間を知らせる機器もあります。笑う

時間になると振動で起こしてくれる目覚まし時計部分と、振動する10㎝ほどのシェーカ部分の写真ベッドの枕元に振動するシェーカ部分をセットした写真

便利な機器を使うことによって、自立した生活のイメージを身近に感じてもらいたいと思います。お辞儀