寄宿舎日誌

2021年10月の記事一覧

グループ 合同親睦会

2年ぶりに集まっての合同親睦会ですにっこり音楽

司会原稿やゲームの得点表もバッチリ仕上がっています了解

 

舎生と指導員3名が椅子に座っている。右端に立っている女子舎生が司会をしている。

 

今回はストップウォッチを使い,20秒ピッタリで止めるゲームをしました。

誤差が少ないチームの勝ちです。

舎生チーム vs 職員チームの対戦は忖度なしの真剣勝負注意

2試合の接戦をものにしたのは…職員チーム!

  

前屈みになって椅子に座っている女子舎生。顔の前で手を合わせ,タイムの結果発表を祈りながら待っている。

 

 本来は2試合で終了予定でしたが,

 舎生より「泣きの1回をお願いします」との声が。

 各チーム代表1名による決定戦の結果,

 無事(?) 王冠舎生チームの勝利王冠

 

 

 

お楽しみの景品をもらい,満足そうな笑顔が印象的です期待・ワクワク

行事のあと,それぞれのおすすめお菓子を食べた感想を

相手に伝え合うなど,普段はない交流場面も生まれています興奮・ヤッター!

感染症対策のため,短時間での実施となりましたが,笑顔あふれる行事になりましたピースキラキラ

今回の行事を通して,他生の新たな一面を知った舎生もいたようです。

 

舎生2名が笑顔で写っている。2名とも右手にジュース,左手にお菓子の入った袋を持っている。

 

これからも,両校舎生が協力し合いながら,楽しい寄宿舎にしてもらいたいと思いますキラキラグループキラキラ

グループ 合同親睦会 ~事前準備~

毎年寄宿舎では,視覚聴覚両校で合同親睦会を実施しています。

両校舎生が一緒に活動する貴重な機会です。

 

ゲームの得点表作成などの事前準備,司会進行などの当日係を

舎生同士が相談して分担を決めました。

また,その役割をこなすための段取りなどもそれぞれが考えました。

 

当日の景品は,各舎生おすすめのお菓子詰め合わせです喜ぶ・デレ音楽

  「○○さんはチョコが好きって言ってたなぁ」

  「△△さんは酸っぱい物が苦手らしい」

事前にリサーチし,相手のことを考えながら各自で準備しました。

 

スーパーで女子舎生がメモを取りながら,お菓子を選んでいる。 男子舎生がラッピング袋にラッピングタイを結んでいる。

 

音楽どんな親睦会になるか楽しみですね音楽

視覚障がいの擬似体験

本校寄宿舎は徳島聴覚支援学校と徳島視覚支援学校の舎生が一緒に生活をしています。

先日,本校の舎生から,視覚障がいによる見え方について質問がありました。

そこで,徳島視覚支援学校サポート課より,擬似体験キットをお借りするとともに,

本校の舎生が揃う場面で一緒に体験する時間をとりました。

 

ゴーグルをつけた舎生二人が左右に1メートル程度離れている。右の舎生が手を挙げて左の舎生を呼んでいる。左の舎生は首をかしげている。

 

視野狭窄,白濁,全盲など様々な疑似レンズをゴーグルにセットしました。

ゴーグルを装着してみると,1mほどの距離で手を振って呼んでいても,なかなか気づきません。

「おーい!ここ,ここー!!」

 

 

ゴーグルをつけた舎生が廊下の右端で立ち止まっている。右手を伸ばし,ドアを探しているがドアには触れることができていない。

 

廊下を一人ずつ歩行してもらいました。

手すりがないスペースは,恐る恐る手探りで慎重に進んでいる姿が印象的でした。

 

 

  

ゴーグルをつけた舎生が廊下の右端で立ち止まり,両手でゴーグルを調整している。足下に高さ20センチ程のゴミ箱がある。

 

あえて廊下の足下に置いてみたゴミ箱には,見事ぶつかってしまい,びっくりしましたね?!

体験の様子を録画し,後で個々に見てもらいました視聴覚

 

「聞こえにくい,聞こえない」と同じように,「見えにくい,見えない」程度や状態も一人一人違うことが,体験を通して少しイメージできたようです。

 

 

 

舎生がipadで映像を見ている様子。

 

最後に「これから自分たちができること」を考えてもらいました。

「廊下に物を置かない,右側通行などルールを守る。」

「話す時は,うなづくだけでなく,声で返事を伝える。」

など実感がこもった答えが返ってきました花丸

 

これから一つずつ,相手を思いやる気持ちや行動に繋がってくれればいいなと思いますキラキラグループキラキラ

 

 

iPadを使って

寄宿舎合同親睦会で使用する司会の原稿を,iPadを使って作成しています。

こんな言葉が聞こえてきました。

寄宿舎の自室でiPadを操作しているところ

 

「書いたり消したり早いなぁ~楽ちん楽ちん!」

「大事な所は,大きな文字にしておこう!」

「色もつけてみようかな~見やすくなった!」

「当日はいい司会ができそうな予感。次もこれで作っていい?」

 

 iPadの達人を目指してね。

聴覚集会

 9月の聴覚集会では,新型コロナウィルス感染症に起因する偏見や差別について話し合いました。

聴覚集会で,職員と舎生が向かい合って話をしている様子。

 日本赤十字社監修「新型コロナウィルスがもたらす3つの“感染症“」を教材に,感染症に関する差別や偏見について考える機会を持ちました。
 3つの感染症とは,①病気そのものの感染症,②不安という気持ちの感染症,③差別や偏見という意識の感染症を指します。
 この3つの感染症の負のスパイラルに関連して,舎生自身が「不安に思うこと」や「自分にできること」を考えました。

職員の話を舎生が聞いている様子

 舎生からは,不安にふりまわされないために「自分にできること」として,以下のような意見がありました。
・うわさを流さない。
・言い出しにくい空気にしない。
・身近な人に相談する。
 
 今回の話し合いでは,感染症に対して不安なことがあれば,「1人で抱え込まず,周りの信頼できる大人に相談すること」を解決方法のひとつとして伝え,集会を終えました。
 今後も継続して,日常のどんな場面で差別や偏見が起こっているかを学び,しなやかに対応する力と人を思いやる心を育んでいきたいと思います。