徳島県立徳島聴覚支援学校
徳島県立徳島聴覚支援学校
ノックする音。「失礼します。いま、お時間よろしいでしょうか?」と言って高等部の生徒が校長室に入ってきます。
書類に印鑑を押してくださいとお願いに来てくれました。
次の日には、中学部の生徒が、また別の日には小学部の児童がインタビューにやってきました。みんな礼儀正しく、しっ
かりと挨拶をしてくれます。とても素晴らしい姿だと思います。
校内での学習や皆さん一人一人の意識の高さだと思い、感動しました。
これからも、多くのことを学んで成長していってもらいたいと強く感じました。
4月8日(月)に始業式、9日(火)には入学式で小学部1名、中学部4名、高等部1名の新入生を迎えることができま
した。
いよいよ令和6年度の新たなスタートです。
生き生きと楽しく学習活動に取り組み、充実した学校生活が送れることを心より願っております。
令和6年度 赴任のご挨拶
この度、定期異動で校長として赴任いたしました 廣島 慎一 と申します。
子どもたちの思い、保護者の皆様の思い、教職員の思い、地域の方々の思いを大切にしながら、子どもたちを思う一つ
一つの思いが「つながる」学校となるよう取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
また、本年度は学校行事等をコロナ前の状態に戻し、多くの保護者の皆様、卒業生の皆さん、地域の方々の参加ができ
るようにいたします。多くの方々のご参加をお待ちしております。
本校では、以下に示すことをめざす学校像として掲げ、幼児児童生徒と保護者が安心して日々を過ごすことのできる学
校をめざします。
◇私たちは、聴覚障がいについて正しく理解し、子ども一人一人の個性を大切にして、日本語習得を基盤に据えた人間形成のための教育を進めます。
令和6年度の、本校の教育活動の推進と充実について、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
令和6年4月1日 徳島島県立徳島聴覚支援学校長 廣島 慎一
令和6年3月末をもって、3年間勤務させていただいた徳島聴覚支援学校を離れることとなりました。
令和3年度には、教頭職を務めさせていただきました。聴覚障がい教育の経験がなかったのですが、特別支援教育32年間の経験と他校での教頭経験を踏まえ、校長の補佐と校務の整理、関係機関との連携、そして専門性の高い先生方が多く、きめ細やかな指導が行われている、自校の強みと良さを学ばせていただきました。小学部と高等部で、県内への修学旅行団長として、徳島県の魅力を改めて感じることができたことも印象的でした。
令和4年度からは校長職を務めさせていただき、新型コロナウイルス感染症への対応が次第に変化していく中で全国大会が開催されるようになりました。愛知県で開催された全国聾学校長会研究大会で、他県の聾学校・聴覚支援学校から賞賛されている関係機関との連携による乳幼児からのセンター的機能の特色と、チェックリストを用いた授業改善の取組を発表する機会をいただきました。このチェックリストは、他県の聾学校にも提供し、県を越えた学び合いにも生かされています。
令和5年度には新型コロナが5類移行したこともあり、学校生活が安心して過ごせるようになり、コロナ禍における聴覚障がい教育の大きな課題であった、マスク着用が任意となり、幼児児童生徒が生き生きと学ぶことができるようになったことが印象的でした。
また、全国の聾学校学校・聴覚支援学校は、88校で1県1校も多く、全国や四国地区の聾学校・聴覚支援学校との連携力が強く、他県の聾学校・聴覚支援学校の校長先生方から様々なアドバイスを頂くことができました。
昨年度は、四国地区聾学校長会長を務め、全国聾学校長会の地区理事として、四国地区の取組を発信したり、全聾長会との橋渡し役を担わせていただいたりしました。また、本校で四国地区聾学校体育大会を開催したり、香川県で開催された全国聾学校卓球大会にも、四国地区聾学校体育連盟会長として、参加させていただき、本校の生徒や他県の生徒の競技を応援することができました。
今年度は、香川県立聴覚支援学校、高知県立高知ろう学校を訪問し、研究大会で聴覚障がい教育の最新の知見を学んだり、他県の取組を自校の学校経営の参考にしたりすることもできました。
そして、徳島県教育会研究指定校として、聴覚障がい教育のセンター的機能の手引書に活用できる「聴覚障がい児のきこえ・学び・支援」を作成できたことも、これからの徳島聴覚支援学校のさらなる活躍を示唆しているように感じています。
思い出は尽きませんが、お二人の会長様をはじめとする熱心なPTAの皆様、幼稚部から高等部、乳幼児教育相談の先生方、いつも迅速に対応いただけた事務室の皆様、「これからの徳島聴覚支援学校に期待したいこと」について熱心に熟議いただいた学校運営協議会の委員の皆様、日頃から学校を応援いただいている地域の皆様、なにより学校の主役として、いつも全力で、そして笑顔で学びや遊びに取り組んでいた幼児児童生徒の皆さんに、心から感謝を申し上げるとともに、徳島聴覚支援学校のますますの発展を祈念して、お別れとお礼のことばとさせていただきます。3年間、ありがとうございました。
令和6年3月30日
徳島県立徳島聴覚支援学校長 小谷慎一
朝、生徒玄関を開けた際に、学校の西に虹がかかっていました。よく見ると、副虹(二重虹)でした。
副虹は、「ダブルレインボー」と呼ばれ、幸運のサインと言われたりしています。
子どもたちに、いいことがあるかもしれませんね。
令和5年8月3日(木)の午前中,令和5年度「第1回 学校運営協議会」を、ランチルームで開催しました。
令和3年度に徳島視覚支援学校と合同で設置した学校運営協議会は、年間3回以上の開催が義務づけられています。令和4年度末に開催した、「第3回 学校運営協議会」では,令和5年度の学校経営方針や教育課程の編成案について概ね承認をいただいておりましたが、令和5年度となり、委員の方も2名が交替されましたので、改めて、学校経営方針や教育課程の変更点等について、委員の方に承認をいただきました。
次に、新規の2つの取組として、徳島県教育会の研究指定校として、「センター的機能」を持続可能な方法で発揮するために、聴覚障がい教育に初めて携わる方を対象としたリーフレット作成の取組や、鳴門教育大学の地域連携事業の共同研究者として、鳴門教育大学の学生さんが来校して幼児児童への読み聞かせを通した、学び合いの取組についても紹介させていただきました。
また、本校の学校評価(各学部・各課・寄宿舎)の取組状況や、1学期の幼児児童生徒の学習活動の様子を、スライドを用いながら、学校評価の取りまとめ担当者である教頭が説明をし、校長を除く8名の委員の方お一人ずつに、学校評価を含む、学校の取組に対して講評をいただきました。特に、昨年度には、学校評価の様式についての改善案もいただきましたので、令和5年度の様式は、幼児児童生徒の様子や、エピソードを記載する学校評価総括評価表に改訂しています。
学校運営協議会の設置目的である「地域に開かれた魅力ある学校づくり」を推進するために、家庭や地域及び関係機関と連携をさらに充実させながら、教育・保育・生活指導に努めるとともに、センター的機能を維持・継承できるよう、働き方改革についても進めていきたいと思います。
委員の皆様、地域の皆様、令和5年度も徳島聴覚支援学校を、どうぞよろしくお願いします。
6月15日(木)〜16日(金)の二日間、東京渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで、令和5年度第59回全国特別支援学校長研究大会が開催されました。
研究主題は、共生社会の実現に向けた特別支援学校の経営の在り方 〜令和の日本型教育における特別支援教育の在り方〜 でした。
4年ぶりの集合開催となった本研究大会は、全国から千名を越える特別支援学校の校長先生方が、会場に参集しました。この研究大会で学んだことを、よりよい学校経営に生かしたいと思います。
昨年度の3月5日(日)に、徳島中央ロータリークラブ創立40周年記念式典が開催され、記念事業の一環として、本校に、デジタル一眼レフカメラ1台、ハイローベビーラック1台,デジタル顕微鏡カメラ1台を寄贈いただいておりました。
この度、徳島中央ロータリークラブ様への例会の場で、寄贈に対する感謝状を、徳島中央ロータリークラブ会長の藤田定吉様へお渡しさせていただくことができました。寄贈いただいたきました物品は、教育環境の充実と効果的な学習に大いに活用させていただいております。
徳島中央ロータリークラブの皆様、本当にありがとうございました。
皆さん、こんにちは。令和5年度も、徳島聴覚支援学校で校長を務めます、小谷 慎一(こたに しんいち)と申します。本校での勤務は3年目、校長として2年目となりました。
さて、本日は土曜日ですが、令和5年度初日の出勤日としました。午前中に新しい学級・HRや校務分掌が発表され、午後からは職員室の席替えや各種の会議oが行われました。新年度をよりスムーズにスタートできるよう、前年度中に協議を進めて、4月1日をスタートするようにしています。先生方も新しい学級・HRが決まったことで、「担任する子どもたちに早く会いたい!」と、4月10日からの準備を着々と進めています。
令和5年度は、5月8日より「新型コロナウイルス感染症」も、感染症法上の分類が「5類」となり、様i々な取組もさらに実施しやすくなることでしょうが、手指消毒や換気・検温等の基本的な感染症対策を実施しながら、ポストコロナの学習活動や学校行事、地域との連携についても改めて進めていきたいと思います。
本校の幼児児童生徒や保護者の方、地域の皆様、そして教職員も含め、かかわるすべての方々が、笑顔あふれる学校であり続けられるよう、全力を尽くす所存ですので、徳島聴覚支援学校に引き続き御理解・御協力のほど,よろしくお願い申し上げます。
令和5年4月1日
徳島聴覚支援学校 校 長 小谷 慎一
3月17日(金)の午前中、令和4年度幼稚部修了式が挙行され、年長児1名が幼稚部を終了しました。修了児の保護者の方以外に、年少幼児や年中幼児及びその保護者の方も参加してくださり,温かい雰囲気の中で、式が行われました。
式場は小体育館で、職員は全員が透明マスクを着用して、手話や指文字をしながら国歌斉唱・校歌斉唱ができました。修了児は、修了証書をしっかりと受け取り、また、年長児らしく素敵な挨拶やお辞儀ができていました。
式に際して,祝電・祝文・祝花を,旧職員の方々からいただきました,心からお礼を申し上げます。
修了児は4月から1年生となります。これからのさらなる活躍を期待しています。修了、おめでとうございます。
令和5年3月9日(木)の午前中,令和4年度「第3回 学校運営協議会」を開催しました。
昨年度に徳島視覚支援学校と合同で設置した学校運営協議会は、年間3回以上の開催が義務づけられており、8月に開催した「第1回 学校運営協議会」では,令和4年度の学校経営方針や教育課程の編成について承認をいただきました。また、学校評価の取組について説明し,委員の皆様からご意見やご感想をいただきました。
12月に開催した「第2回 学校運営協議会」では、2校に分かれて「徳島視覚支援学校に期待したいこと」「徳島聴覚支援学校に期待したいこと」ついて熟議がなされ、各校への「キーワード」として提案がありました。
この度の「第3回 学校運営協議会」では、本校の学校評価の取組状況や幼児児童生徒の学習活動の様子を、スライドを用いて、学校評価の取りまとめ担当者である教頭が説明し、校長を除く8名の委員の方お一人ずつに、講評をいただきました。また、学校評価の様式についての改善案もいただきましたので、次年度の書式に取り入れることで、より分かりやすい学校評価としたいと思います。
また、第2回学校運営協議会でいただいたキーワードを踏まえた、令和5年度学校経営方針である重点目標や学校経営の「スローガン」及び教育課程編成の変更点を説明し、承認をいただくことができました。
学校運営協議会の設置目的である「地域に開かれた魅力ある学校づくり」を推進するために、家庭や地域及び関係機関と連携をさらに充実させながら、教育・保育・生活指導に努めるとともに、センター的機能を維持・継承できるよう、働き方改革についても進めていきたいと思います。委員の皆様、地域の皆様、令和5年度も徳島聴覚支援学校を、どうぞよろしくお願いします。
3月8日(水)に,令和4年度第75回卒業証書授与式を無事に終えることができました。今年度は、小学部児童4名、中学部生徒1名、高等部生徒3名の計8名がそれぞれの学部を卒業しました。今年度も新型コロナウイルス感染症への感染防止対策として,来賓数を本校PTA会長様のみとして,規模を縮小した形態での式となりましたが,校歌斉唱や在校生代表送辞、卒業生答辞歌など、卒業生の思い出に残る式になったかと思います。
また、式に際しては,祝電・祝文・祝花を,旧職員をはじめとして,多くの方からいただき,ありがとうございました。卒業した児童生徒は,それぞれ4月からは中学部、高等部に進学したり,高等部を卒業した3名は、それぞれの進路に向かって旅立ちます。新しいステージでの飛躍を心から願い,そして大いに期待しています。8名の皆さん,卒業,おめでとうございます。
令和5年3月8日
徳島県立徳島聴覚支援学校長 小谷慎一
3月5日の午後、徳島市のJRホテルクレメント徳島にて、徳島中央ロータリークラブ創立40周年記念式典が開催され、参加させていただきました。式典は、徳島中央ロータリークラブ会長の藤田定吉様の点鐘で開会され、飯泉徳島県知事や内藤徳島市長が来賓として参加され、祝辞を述べられていました。
この度、徳島中央ロータリークラブ様が40周年を迎えられることとなり、記念事業の一環として、本校の教育活動を充実させるために、デジタル一眼レフカメラ1台、ハイローベビーラック1台,デジタル顕微鏡カメラ1台を寄贈していただき、記念式典の舞台上で、40周年記念事業実行副委員長の増田優男様から、目録をいただきました。
なお、徳島中央ロータリークラブ様からは、毎年、徳島市内の高等学校・特別支援学校の卒業予定者を対象とした、善行生徒表彰を実施していただいており、先日も、この度の40周年記念実行委員長を務められた木村清志様が、該当生徒への表彰状を持参くださいました。
この度の40周年記念事業の寄贈品をしっかりと利活用するとともに、本校の教育活動、保育活動、乳幼児教育相談及び、生活指導の質をさらに高め、徳島県の聴覚障がいのある幼児児童生徒へのセンター的機能を維持・継承できるように、教職員一同努めたいと存じます。
徳島中央ロータリークラブ様、本当にありがとうございました。大切にそして有効に活用させていただきます。
2月24日(金)の午後2時頃、徳島県文化の森総合公園内の徳島県立二十一世紀館で3年ぶりに開催された、
「第6回とくしま特別支援学校きらめきアート展」を見学しました。
この2年間は、コロナ禍のため、残念ながらWeb会場のみでの鑑賞となりましたが、
今年度は、ようやく会場で、県内特別支援学校の幼児児童生徒の作品を、じっくりと鑑賞することができました。
本校のブースは、会場の奥にありましたが、コーナーを利用した立体的な展示となっていました!
会場での開催は2月26日(日)で終わりましたが、Web会場では3月24日(金)まで開催中です。
四国内の特別支援学校の作品も掲載されていますので、ぜひご覧ください。
きらめきアート展のWeb会場は、こちらからどうぞ!!
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令和4年12月9日(金)の午後,令和4年度 第2回 学校運営協議会を開催しました。
「学校運営協議会」制度は、地域住民等が学校運営に参画することで,学校は「開かれた学校」づくりに努めるとともに,地域と共にある学校へと転換し,特色ある学校づくりを進めるためのものです。徳島県では,県立学校全ての学校が,令和4年度までに「学校運営協議会」を設置することが義務づけられており,各校が魅力・特色ある学校づくりに努めています。本校でも、昨年度に徳島視覚支援学校と合同で設置しました。学校運営協議会委員は、学校から推薦をした大学教員、医師、PTA代表、地域住民の方、関係諸機関の方へ県教委から委嘱され、校長も委員を務めています。
第1回 学校運営協議会では,「学校経営方針」「教育課程」「学校評価」等について事務局から提案をし,委員の皆様に承認を得ることができ、ご意見やご感想もいただきました。
この度の第2回学校運営協議会では、「徳島視覚支援学校に期待したいこと」「徳島聴覚支援学校に期待したいこと」ついて、委員の皆様一人ひとりから、予めご意見をいただいたうえで、視覚分散会・聴覚分散会に分かれて熟議を行いました。教頭先生の司会により、1時間以上にわたって熟議が行われ、本件唯一の聴覚障がいを対象とする特別支援学校である本校に期待されていることを、改めて感じることができたとともに、今後の学校の在り方についての御提言を、「キーワード」としていただくことができました。その後、各分散会のまとめを徳島視覚支援学校と共有して、会を終えました。
徳島聴覚支援学校では、①聴覚障がい教育の専門性の維持・確保と,実用性・応用性の伴うコミュニケーション力の育成 ②関係機関との連携による卒業後のサポート ③センター的機能のさらなる発揮による難聴特別支援学級への支援の在り方 の3点が、キーワードとして挙げていただきました。
本校へ期待されていることをしっかりと踏まえたうえで、学校経営方針の作成や教育活動の実施と評価に生かしていきたいと思います。
徳島聴覚支援学校の生徒は、午前中の四国連合チームとしての団体戦で、また午後からの個人戦でも健闘しましたが、残念ながら1回戦で敗退となりました。
本校のアリーナの4倍以上ある会場で、全国から勝ち上がってきた強豪と対戦することは、たいへん緊張したでしょうが、全国大会に出場できたことは、きっとこれからの人生にとっても、貴重な経験となることでしょう。
また、試合会場の高松市総合体育館のメインアリーナに隣接しているサブアリーナでは、惜しくも1回戦で敗退した選手同士の交流試合が行われました。
本校の生徒4名も、東京都立中央ろう学校、都立葛飾ろう学校、都立立川学園の生徒と交流試合ができ、他県の選手とラケットを打ち合う全国大会ならではの機会ともなりました。
さらに、四国連合チームでの競技参加を通して、四国の聾学校・聴覚特別支援学校の生徒や先生方とも交流ができ、コロナ禍における貴重な成長の機会となったことと思います。
選手の皆さん、引率の先生方、お疲れ様でした。
11月4日(金)から6日(日)まで、高松市総合体育館で、第59回全国聾学校卓球大会香川大会が開催されています。
本校からも高等部生徒4名が、四国代表として、この全国大会に参加します。
競技は、本日の5日(土)から開催され、午前中は団体戦、午後からは個人戦が行われます。団体戦は、男子が愛媛県立松山聾学校・愛媛県立宇和特別支援学校との連合チーム、女子は香川県立聾学校・高知県立高知ろう学校との連合チームで出場します。個人戦は、男女とも出場します。
全国大会で、まずは一勝を目指していただきたいですが、学校の代表として、四国代表として出場できることを自信と誇りにして、全力を尽くしていただきたいと思います。そして全国大会がコロナ禍で開催できることには、多くの方々のご協力があることに感謝の気持ちを込めながら、ラケットを振っていただきたいと思います。
この全国大会出場を通して、徳島聴覚支援学校の生徒として、さらに成長されることを期待しています。
10月8日(土)の朝9時から、昨年度に引き続き、株式会社西精工の授業員有志の皆様及び家族計23名の方が、本校への奉仕活動として、幼稚部の前庭・校舎の中庭・運動場の除草作業に取り組んでくださいました。
幼稚部の前庭は砂場周りを中心に、校舎の中庭は緑の絨毯のような雑草を、そして小学部の児童が行間によく利用する運動場の固定遊具の周囲を中心に、除草作業を行っていただき、砂場や遊具の周囲等がとてもスッキリしました。
連休明けの10月11日から、子どもたちは遊具遊びを楽しんでいました。西精工従業員の皆様、貴重な休日に奉仕作業を行っていただき、本当にありがとうございました。
去る7月22日の金曜日に、本校屋内運動場棟2階アリーナにて、第73回四国地区聾学校体育大会が開催されました。
参加した出場選手は事前の体調管理を各校で行っていたうえで、当日の体温測定や手指消毒はもちろんのこと、参加した学校専用の控え室を設けたり、会場の常時換気や定期的な窓の全開をするなど、感染症対策の徹底を実施することで、3年ぶりの四国大会を無事に実施することができました。
本校からは8名が参加し、他県の選手と対戦する貴重な機会となりました。公式試合を経験する中で、生徒が成長していく様子を垣間見ることができ、本校の先生方も声を出さないようにしながら、心の中で全力で応援していました。
特に、高等部の個人戦は、上位3名までが、11月に香川県で開催される、第59回全国聾学校体育大会香川大会に出場できるとあって、緊張感ある中での競技となりました。
本校の選手8名は、全員がベストを尽くすことができたと思います。そして、高等部3名が全国大会への出場権を獲得することができました!
四国大会開催にあたり、徳島県教育委員会様、徳島県特別支援学校長会様に大会を後援していただき、また、徳島県教育委員会特別支援教育課長様には御祝辞を賜り、ありがとうございました。
なお、藤浦理事長様をはじめとして、徳島県卓球協会の皆様には、お忙しいところ審判団としてご協力いただき、さらに、大会運営にも御助言を頂きましたことに、改めてお礼申し上げます。
次年度は、愛媛県の宇和特別支援学校で、この四国地区聾学校卓球大会が開催されます。来年に向けて、本校卓球部も、準備を進めていきましょう。
本日は,徳島聴覚支援学校の3年ぶりの運動会でした。
昨日は,前日の夜からの断続的な雨も朝には上がりましたが,徳島市は「曇り時々雨」の予報となり,また気温も低く風もあったこと,子どもたちの体調面等、総合的に判断して、本日へ順延させていただきました。
おかげさまで,子どもたちは青空の下,日頃の成果を発揮することができました。
前日と打って変わって,雲一つない天気となり,「夏日」となることが想定されたことから,感染症対策と熱中症対策を踏まえ,小刻みな休憩や水分補給を挟みながらプログラムを実施しました。
本校の運動会は、2歳児の教育相談から高3生まで,参加者の生活年齢差が16年あるため,子どもたちの疲労度を考慮した時間調整をしながらの運動会でしたが,紅白に分かれて取り組み、子どもたちの周りにはテントや万国旗・運動会の曲、そして家族の応援があるのは、まさに「運動会」でした。
何より学校の幼児児童生徒ち全員が揃って、3年ぶりに全力で競技に取り組む様子は,この2年間はできなかったことでしたので、その瞬間に立ち会えることは、教師冥利に尽きる瞬間でした。特に、幼稚部から高等部まで参加者全員でバトンをつなぐ「とくちょー!リレー」や,全員が法被を着て踊る「とくちょー!阿波踊り」は,感涙ものでした。
保護者の方にも,受付での検温や体調確認及び氏名の記載,テント内での手指消毒やマスク着用,運動場敷地には各家庭2名までの参加制限等の運動会当日の対応、また本日までのご家庭における感染症対策の徹底にもご理解・ご協力を賜り,本当にありがとうございました。なお、観客席となった保護者用テントやブルーシートの準備・片付けも、保護者の方全員でご対応いただき、たいへんお世話になりました。重ねてお礼申し上げます。
令和4年度は,本日のように,保護者の皆様にご協力をお願いしながら,感染症対策の徹底とともに,学校生活に潤いを与える学校行事に、教職員一同取り組んでいきたいと思いますので,今後ともよろしくお願いします。
皆さん,こんにちは。
令和4年度より,徳島聴覚支援学校の校長となりました,小谷 慎一(こたに しんいち)と申します。
4月8日は始業式でした。ぱんだ組に、新しい幼児が加わりました。4月11日には,中学部に4名,高等部に4名の生徒が入学し,4月12日には,幼稚部に4名が入学し、全校で39名となりました。また,寄宿舎には4名が入舎し,在舎生は5名となりました。
本年度も,新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防するために,昨年度同様,保護者の皆様と連携を密にして,登校前・登校時の検温,手の消毒や手洗い,マスクの着用等,基本的な感染症対策の徹底に努めたいと思います。
始業式や入学式では,幼児児童生徒に,本校の校訓である「努力,自律,明朗」について,改めて話をさせてもらいました。
一つめの「努力」とは,「自分の目標を実現するために力を尽くす」ことです。
二つめは「自律」とは,「自ら学び,よく考え,正しく行動する」ことです。
三つめの「明朗」とは,「明るく朗らかに」ということです。
また,周りの人が困っていたら,助けてもらいたいことも併せて話しました。
本校教職員一同,一人ひとりの幼児児童生徒が,自律して努力を続け,常に明朗で,周りの人を助けることができるような「人」として成長できるように,また,学校生活を笑顔で過ごすことができるように,教育活動・生活指導に全力を尽くしてまいります。保護者の皆様,地域の皆様,関係機関の皆様,徳島聴覚支援学校に引き続き御理解・御協力のほど,よろしくお願い申し上げます。
令和4年4月30日
徳島聴覚支援学校 校 長 小谷 慎一
3月9日に小学部・中学部・高等部の卒業証書授与式を,18日に幼稚部の修了証書授与式を無事に終えることができました。今年度は高等部3名,中学部3名,小学部4名の児童生徒が卒業し,幼稚部1名の幼児が修了しました。新型コロナウイルス感染症への感染防止対策として,少し縮小した形での式となりましたが,思い出に残るような式になったと思います。
卒業した児童生徒,修了した幼児は,皆さんたくましく成長してくれました。それぞれ4月からは小学生,中学生,高校生,大学生,社会人そして成人になります。新しいステージでの活躍を心から願っていますし,大いに期待しています。
11名の皆さん,卒業,修了おめでとうございます。
令和4年3月
徳島県立徳島聴覚支援学校長 名山 優
明けましておめでとうございます。
今日から3学期が始まります。
2学期には新型コロナウイルスの感染状況が落ち着きを見せていましたが,年末年始の感染拡大により,本県でも「とくしまアラート・感染観察」が発動されました。
学校生活も少しずつ通常の状態を取り戻しかけていましたが,再び,徹底した感染防止対策が求められることとなりました。各家庭での対策も重要ですので,よろしくお願いします。
3学期は1年の締めくくりの学期です。卒業生,特に高等部の卒業生にとっては残り約2ヶ月の学校生活となりました。悔いを残すことのないように,それぞれの卒業後の進路や目標に向けた取組を充実させてもらいたいと思います。
保護者、地域の関係者、各関係機関の皆様には、令和4年,2022年も引き続きご支援、ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
令和4年1月
徳島県立徳島聴覚支援学校長 名山 優
初めての取組「とくちょー祭」を実施しました。
10月22日(金)に,徳島聴覚支援学校で初めての取組である「とくちょー祭」を実施しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため,2年続けて体育祭と文化祭を中止しました。そのために幼稚部から高等部までの学部間での交流が殆どない状況でしたので,十分な感染対策を講じた上で,学部を超えて交流できる取組として行いました。
幼稚部から高等部までの41人を,学部を超えた5チームに編成しました。ひとつのチームの中に幼稚部の園児から高等部の生徒までいます。チームのみんなで協力して,助け合って「ターゲットボッチャ」「缶バッジづくり」「ギネスに挑戦」「ハロウィン工作」等の活動に取り組みました。
縦割りのチームで活動する中で,子どもたちは普段とは違う一面を見せてくれました。子どもたちにとっては,とても思い出に残る1日になったと思います。
新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いてきましたが,まだまだ油断せずに感染防止対策の徹底を続けながら,子どもたちの思い出に残る取組を実践していきたいと改めて思いました。
令和3年10月
徳島県立徳島聴覚支援学校長 名山 優
いよいよ令和3年度が始まりました。
新型コロナウイルスが蔓延して1年以上が経過しましたが,収束と再拡大を繰り返すばかりで一向に収まる気配がありません。ワクチンの接種が開始されましたので少しずつ収束へ向かうと思われますが,今年度も,登校前の検温,登校時の検温と手洗い又は手指消毒,マスク着用,可能な限り密を避けるなどの感染対策を,子どもたちに指導していきますし,教職員も同じように継続していきますので,ご家庭や地域におきましてもご支援とご協力をお願いいたします。
さて,今年度からGIGAスクール構想が本格的にスタートします。本校におきましては,これまでにも積極的にICTを活用した授業を実践してきましたので,今年度は一層発展させて,より効果的なICT活用を進めていきます。
また,今年度は新たにコミュニティスクールを導入する計画を進めております。コミュニティスクールとは,「学校運営協議会」を設置した学校のことで,「学校運営協議会」は従来の学校評議員会に代わるものです。徳島聴覚支援学校・徳島視覚支援学校の2校が合同で「学校運営協議会」を設置し,地域の方々のご意見や考えを学校運営に反映させていきたいと考えております。新しい試みですので,最初はぎこちないスタートになるかもしれませんが,学校の在り方が大きく変わる取組になると思っています。
当たり前のことを当たり前に,丁寧に着実に実践していく教育を実践したいと考えておりますので、保護者、地域の関係者、各関係機関の皆様には、本校の取組をご理解いただき、ご支援、ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
令和3年4月
徳島県立徳島聴覚支援学校長 名山 優