徳島県立徳島聴覚支援学校
徳島県立徳島聴覚支援学校
毎年寄宿舎では,視覚聴覚両校で合同親睦会を実施しています。
両校舎生が一緒に活動する貴重な機会です。
ゲームの得点表作成などの事前準備,司会進行などの当日係を
舎生同士が相談して分担を決めました。
また,その役割をこなすための段取りなどもそれぞれが考えました。
当日の景品は,各舎生おすすめのお菓子詰め合わせです
「○○さんはチョコが好きって言ってたなぁ」
「△△さんは酸っぱい物が苦手らしい」
事前にリサーチし,相手のことを考えながら各自で準備しました。
どんな親睦会になるか楽しみですね
本校寄宿舎は徳島聴覚支援学校と徳島視覚支援学校の舎生が一緒に生活をしています。
先日,本校の舎生から,視覚障がいによる見え方について質問がありました。
そこで,徳島視覚支援学校サポート課より,擬似体験キットをお借りするとともに,
本校の舎生が揃う場面で一緒に体験する時間をとりました。
視野狭窄,白濁,全盲など様々な疑似レンズをゴーグルにセットしました。
ゴーグルを装着してみると,1mほどの距離で手を振って呼んでいても,なかなか気づきません。
「おーい!ここ,ここー!!」
廊下を一人ずつ歩行してもらいました。
手すりがないスペースは,恐る恐る手探りで慎重に進んでいる姿が印象的でした。
あえて廊下の足下に置いてみたゴミ箱には,見事ぶつかってしまい,びっくりしましたね
体験の様子を録画し,後で個々に見てもらいました
「聞こえにくい,聞こえない」と同じように,「見えにくい,見えない」程度や状態も一人一人違うことが,体験を通して少しイメージできたようです。
最後に「これから自分たちができること」を考えてもらいました。
「廊下に物を置かない,右側通行などルールを守る。」
「話す時は,うなづくだけでなく,声で返事を伝える。」
など実感がこもった答えが返ってきました
これから一つずつ,相手を思いやる気持ちや行動に繋がってくれればいいなと思います
寄宿舎合同親睦会で使用する司会の原稿を,iPadを使って作成しています。
こんな言葉が聞こえてきました。
「書いたり消したり早いなぁ~楽ちん楽ちん!」
「大事な所は,大きな文字にしておこう!」
「色もつけてみようかな~見やすくなった!」
「当日はいい司会ができそうな予感。次もこれで作っていい?」
iPadの達人を目指してね。
9月の聴覚集会では,新型コロナウィルス感染症に起因する偏見や差別について話し合いました。
日本赤十字社監修「新型コロナウィルスがもたらす3つの“感染症“」を教材に,感染症に関する差別や偏見について考える機会を持ちました。
3つの感染症とは,①病気そのものの感染症,②不安という気持ちの感染症,③差別や偏見という意識の感染症を指します。
この3つの感染症の負のスパイラルに関連して,舎生自身が「不安に思うこと」や「自分にできること」を考えました。
舎生からは,不安にふりまわされないために「自分にできること」として,以下のような意見がありました。
・うわさを流さない。
・言い出しにくい空気にしない。
・身近な人に相談する。
今回の話し合いでは,感染症に対して不安なことがあれば,「1人で抱え込まず,周りの信頼できる大人に相談すること」を解決方法のひとつとして伝え,集会を終えました。
今後も継続して,日常のどんな場面で差別や偏見が起こっているかを学び,しなやかに対応する力と人を思いやる心を育んでいきたいと思います。
寄宿舎では,設定予算内で日用品やおやつを購入する『買い物学習』を行っています。
今回は,近くのコンビニへおやつを買いに行きました。
いつもはスーパーに行くことが多いので,プライベートブランドや新発売のお菓子など,コンビニならではの商品に興味津々
予算内に収まるように計算をしながら,商品を選びます。
「袋は要りません」
マイバッグを持参していることを伝えたり,レシートを受け取ったり,店員さんとのやりとりを自分で行うことも『買い物学習』の目的のひとつです。
アイスやスイーツなど,美味しそうなおやつをGETすることができました
次回は予算額が増え,おやつだけでなく日用品も購入する予定です。今から楽しみですね
・JR(牟岐線)二軒屋駅より徒歩2分
・徳島市営バス二軒屋駅前バス停より徒歩2分
地図
~とくしま まなびのサポート~
徳島県教育委員会が家庭学習応援動画サイトを開設しています。
(YouTubeの字幕機能が使えます!画面にある自動字幕生成をオンにしてお使いください。字幕の誤変換がありますが、随時、字幕の訂正を進めています。)
次のリンクから
アクセスしてご利用ください。
とくしま まなびのサポート(徳島県立総合教育センター)