寄宿舎日誌

新規日誌

お知らせ 合同地震・津波避難訓練

1月18日(月)避難訓練を行いました。
南海トラフ巨大地震では,地震と津波の複合災害による甚大な被害が予想され,
徳島市では震度6強〜7の揺れと,多くの場所で2〜4mの浸水が想定されています。
訓練は,午前5時に震度7の地震が発生し,津波警報が発令される想定です。

まず窓から離れ,布団や枕などで頭を守って,揺れがおさまるのを待ちます。

窓から離れ,布団や枕で頭を守り,揺れがおさまるのを待っている様子
 
次に指示をよく聞いて,避難準備を整えます。

ヘルメットやネックライト,非常持ち出し袋など避難準備を整えて,廊下で指示を聞いている様子

浸水被害に備えて,安全な場所への避難を始めます。
避難経路の安全が確認されたら,全員で校舎4階に避難します。

停電し暗くなった廊下を避難している様子   校舎4階,第二次避難場所
 
避難場所では,点呼をして全員の無事を確かめます。

避難場所で点呼のあと,訓練の講評を聞いている様子

消灯した寄宿舎玄関付近 

今回の訓練では,電気を消して暗い中を避難しましたが,全員落ち着いて行動することができました。
地震はいつ起きるかわかりません。
いざという時に慌てず,自分の身を守れるように訓練を重ねていこうと思います。

会議・研修 人権学習

下校後からの時間を利用して,人権学習を行いました。
舎生が集まって行う活動では,
透明マスクの着用やソーシャルディスタンスをとることなど,
新しい生活様式を意識して実施しています。

人権学習の動画を見ています。動画には文字情報が入っています。

今回は徳島県教育委員会が作成した,こころのサポート動画の中から
「じんけんミニスタディ」3編を視聴して,身近な人権問題について学びました。
①「心あたたまるパワーフレーズ作品メッセージ」
②「今わたしたちにできること〜新型コロナウィルス感染症に関する差別をなくすために〜」
③「インターネットを悪用した心ない書き込みなどをなくすために」

パワーフレーズ作品メッセージからは,
『ことばには,人を勇気づけたり,自分や相手の心を温かくしたりする力があること』に
気づくことができました。

そこで,自分にとって,どんな言葉が「パワーフレーズ」なのかを考えてみました。
舎生それぞれのパワーフレーズを紹介します。
「あきらめずにやり遂げたね」
「がんばろう!」
「すごいやん」
「がんばってください」
これからは,このようなステキな言葉をみんなで使っていきたいと思います。

ワークシートを使った振り返りでは,
「嫌がらせをしない」
「言葉遣いに気をつける」
「噂や不安になるようなデマをネットには広めず,
 差別的な言動には同調しないことだと思う」
など,それぞれが動画を視聴して思ったことや感じたこと,
差別や人権侵害をなくすために「今,自分にできること」を考えました。
今後も人権学習を通して,一人ひとりが身近な人権問題に対して,理解を深め,
学んでいく機会を持ちたいと思います
 

グループ 卒業生との交流会

2学期の自治会活動として『卒業生との交流会』を行いました。
今回は卒業生でもある,本校の聴覚障がいのある先生に来て頂きました。

事前学習では,NHK放送の
『ハートネットTV「~ウィズコロナろう者難聴者今困っていることって~』
を視聴しました。
その感想も踏まえて,交流会で先生に聞きたいことを考えてもらいました。

交流会当日,質問には「お店の人がマスクをつけたまま話された時に
わからない時はどうしますか?」や,
「自分の聞こえをどのように相手に伝えたらいいですか?」など,
実際に困った経験のあるコミュニケーションの内容が多く並びました。

画用紙6枚に質問が記入されている。「見える電話を使っていますか?」「買い物の時にお店の人がマスクをつけたまま話された時にわからない時はどうしますか?」「先生が一番困った事はなんですか?」「自分の聞こえをどのように相手に伝えたら良いですか?」「健常者とのコミュニケーションで困ったことは何ですか?」「理解してもらうためにはどんな工夫したのですか?」   4人が机の四隅に位置し,女子舎生と先生が立ち上がっている。女子舎生はホワイトボードを持ち,先生は手話をしながら女子舎生に話しかけている。
  
先生が質問に答える前に,「自分だったらどうするの?」ということを
考えて発表することになりました。
自分のこととして具体的にイメージすることで,
他の人の意見にも共感したり感心したり,
それぞれの価値観が広がったのではないかと思います。

男子舎生が立ち上がり手話をしながら話している。    男子舎生が立ち上がり手話をしながら発表している。

『聞こえないことを自分から言わないと相手には分からない!』
『「言ったのに!」「聞いてない!」は仕事では通用しない!』と,
具体的に先生の対処法を教えてくださいました。
同じ聴覚障がいがある先輩からの経験を踏まえたメッセージは,
舎生の心に強く響いたはずです 絵文字:キラキラ 絵文字:キラキラ 絵文字:キラキラ
教えてもらったことを今後の生活に生かしていきましょう!

会議・研修 合同不審者対応訓練

10/26(月)合同不審者対応訓練を行いました。
寄宿舎への侵入を防ぐことを第一に対応にあたり,速やかに通報します。

侵入を防ぐため,施錠を確認しています。              ドア越しに不審者の対応をしています。


スチールラック2台とほうき2本でバリケードをしています。

万が一に備えて,バリケードを作り,不審者の侵入を防ぎます。

不審者の確保後,全員で集まり,安否確認をしています

不審者が警察に確保された後,安否確認をしました。
全員,慌てず落ち着いて行動することができました。

今回の訓練で,施錠の重要性を改めて実感しました。
今後も施錠を徹底して,安全な寄宿舎生活が送れるよう努めていきます。

会議・研修 感染症予防講習

第2回感染症予防講習を行いました。

最初に,1学期の講習で学んだマスクの扱い方や手洗いの仕方を,質問形式で再確認しました。

テレビの横に職員が立ち,話を進めている写真です

これから感染症流行期になります。
感染症にかからない,人にうつさないためにどのようなことを心がければよいのか,
兵庫医科大学病院提供「〜みんなで守ろう〜 ストップ!コロナウイルス」という動画を観ながら学習しました。

椅子から前に乗り出して,動画を真剣に観ているところです

その後,ワークシートを使って動画の内容を振り返りました。

動画の内容を振り返るワークシートの写真です

一人ひとりが普段から感染症予防を心がけ,
感染症流行期もみんなで元気に乗り切りたいと思います。

ノート・レポート 合同親睦会

寄宿舎では,毎年,視覚聴覚合同親睦会を実施しています。
今年は,新しい生活様式を考慮して,集まっての親睦会は行わず,
「お互いの事を知ろう」と題して,全員のプロフィール帳を作成することにしました。
マイプロフィール帳を熱心に書いています。
視覚聴覚舎生それぞれが,みんなに聞きたいことを並べた,マイプロフィール用紙ができました。
質問項目は,定番の「好きな食べ物は何ですか?」からはじまり,「将来の夢は?その夢に向けて頑張っていることは?」など卒業を見据えた質問もありました。
プロフィール帳。秋をテーマに中秋の名月の中に団子やうさぎ,とんぼや銀杏などのイラストが描かれています。
みんなの記入したマイプロフィール用紙をまとめて,「皆のプロフィール」として各階に掲示しました。
表紙も舎生が担当し,4冊のプロフィール帳が出来上がりました。
好きなことや,困った時の解決方法など,友だちのプロフィールを興味深げに読んでいました。
世界地図とともに,行きたい国の写真が掲示されています。エジプトやバチカン市国など様々です。
ふれあいコーナーにはプロフィール帳とともに「みんなの行きたい国」がその国の豆知識と併せて紹介されています。
初めて聞く国の名前もありました。
プロフィール帳が話題のきっかけとなり,またひとつ友だちの新たな一面を知ることができました。
結果として,一段と親睦が深まったのではないかと思います。

家庭科・調理 自立支援室を利用しました

寄宿舎には自立支援室が備えられています。
キッチン,トイレ,お風呂が完備されたワンルームです。
一人暮らしをイメージした体験的な活動を通して,自らの課題に気づき,社会生活に必要なスキルを身につけることを目的としています。

使用中の部屋の全景です。右にベット,奥にキッチンと浴室,左にトイレと物干しがあります

利用前には,緊急時の対応,自立支援室利用のルールや生活上の注意事項について学びます。
舎生は,可能な限り自分で考え判断し,寄宿舎の日課に捉われず自由にスケジュールを組み立てます。
卒業後の生活を想定して,各舎生に応じた目標や期間で利用することができます。

 

グループ カードゲームをしました

寄宿舎では,毎月1回「元気っ子タイム」としてスポーツやゲームなど,みんなで余暇を楽しむ機会を持っています。舎生が企画・運営を担う活動で,自治会活動の一環です。

黒板に,カードゲームの目的と,各自が選んだお題カードを貼っています。
今回は巷で流行っているカードゲーム「はぁって言うゲーム」をしました。
このゲームは,お題カードに書かれた短い言葉を表情や手話表現,言い方を工夫して,言葉に含まれている感情を当て合うゲームです。
相手に伝える「表現力」と,相手の感情を見抜く「洞察力」を必要とします。

聞いている人は,椅子から前に乗り出して出題者を凝視しています。
ゲームが始まりました。
出題者が選んだお題は「はい」です。
ノックをされた時の「はい」・怒られた時の「はい」など8種類の「はい」の中から1つを選んで出題します。
「はいぃぃ!!」気合いの入った「はい」が響き渡りました。
「もう1回お願いします。」
わからない時は,わかるまで聞くことが大切です。

回答札を一斉に挙げています。出題者は答えの札を,じらしながら挙げています
1人1問,全6問のうち出題者の気持ちをくみ取ることが難しい表現もありましたが,それが今回の醍醐味です。
和気あいあいとゲームを楽しみながら,言葉にいろいろな感情が含まれていることや,同じ言葉でも,人によって表し方が違うことがわかりました。

 
元気っ子タイム終了後は,普段の会話の中でも自分の表情や態度を気にする姿が見受けられ,コミュニケーションスキルの向上に繋がったようです。

お知らせ 避難訓練(続編)

長かった梅雨が明けた7/30(木),舎生全員で滑り台での避難体験を行いました。

螺旋状の避難滑り台が寄宿舎西側にあります。    ぶつからないようひとりずつ滑ります。    タイミングを見て,次に滑る人に下からゴーサインを出しています。

思ったよりスピードが出るので,手すりをしっかり持って滑る必要があることが分かりました。また,滑っている人同士がぶつからないよう,職員の合図があるまで,落ち着いて待つことにも気をつけて体験しました。

  寄宿舎東側には,非常階段があります。

8/24(月)には夜間の避難体験を行いました。ヘルメットや非常持ち出し袋を身につけて,非常階段を使い,災害時の避難場所である運動場まで歩きました。ネックライトで自分の足元を照らすことができたので,安全に歩くことができました。

  校舎横の通路を一列で歩いています。   運動場の生徒玄関前に集合しました。

滑り台と階段の体験を通して,改めて避難経路の確認をするとともに,防災に対する意識が高まりました。今後も非常時に備えて,素早く安全に避難できるよう,訓練を重ねていきたいと思います。

会議・研修 感染症予防講習

舎生対象の感染症予防講習を行いました。

最初に,各自iPadで動画を見ながら,マスクの扱い方や手洗いの仕方について学びました。

iPadで手洗い動画を流している写真です

次に,手洗いチェッカーの専用ジェルを塗った手を実際に洗ってみました。
洗い終わってから,手を専用ライトの下にかざすと洗い残した部分が光り,目で確認できます。

舎生が手洗い動画を見ながら,再度手洗いを行っているところです。     手洗いチェッカーのライトに手をかざした写真です。爪周りに汚れがたくさん見られます    

普段よりも丁寧に手洗いしたはずの手なのに…
まだまだ汚れが残っていることにビックリ 絵文字:絶望
洗い残しがなくなるまで,繰り返し洗いました。

確認ワークシートの写真です。表面は,手洗いについて,裏面マスクの扱い方についてのワークシートになっています。

最後に,ワークシートを使って,手洗いの手順やタイミングとその効果,マスクの使用方法の注意点を再確認しました。
丁寧な手洗いやマスクの正しい扱い方は,寄宿舎で行っている新型コロナウィルスへの感染症対策のひとつです。
ひとりひとりが気をつけることで,自分だけではなく,周りの人みんなを守ることにつながります。

今回の講習で予防の大切さを知り,舎生に「続けるのは大変だけど,丁寧な手洗いを心がけよう」という気持ちも芽生えたようです。
日常生活の中で感染症を予防する意識を高めるよい機会となりました。