渉外・安全課

日誌

合同不審者対応訓練

9月24日(火)に、視覚支援学校と合同で不審者対応訓練を行いました。

徳島中央警察署の方と、日本防災通信協会の方を講師としてお招きして教職員を対象とした訓練を実施しました。

 
 
今回の訓練は、体育館に模擬教室や模擬職員室を設置し、警察署の方が扮する不審者が教室内に侵入しようとしてくるのを食い止めるという設定で行いました。

 
 
 
 
 
講評では、以下の点に注意するようお話がありました。

① 大きな声で「どうされましたか」「どちらへ行かれるのですか」などと言い、周囲に危険を知らせる。
② 不審者と対応するときは目を離さない。
③ 対応するときは一定の距離を保って近付きすぎない。
④ 手ぶらではなく、何か身の回りの物を持っておき、いざという時に身を守れるようにしておく。
⑤ 110番通報をするときは固定電話ではなく、できるだけ携帯電話で行う。
  (不審者が移動した際も連絡が取れるようにする。)
⑥ 不審者の態度に合わせて臨機応変に対応する。


講評の後は、さすまたを使った対応方法を学びました。

「最初の一撃が重要。ズシン!と打つこと。」と教わりました。
警察の方も実際の訓練では不審者役は必ず防具を装備してから行うほど、強力な打撃を与えることが重要であるとのことでした。

不審者が長い棒状の武器を手にして振りかぶってきた場合は、
①腕、②胸、③肩から脇にかけての袈裟懸け のいずれかを狙う、

ナイフなどの短刀を構えていた場合は、腰を狙うとのことでした。

 
 
 
 
 
教員が二人いた場合は、不審者を間に挟み、一方が前から腰を押さえ、もう一方が後ろから膝を狙って「膝かっくん」の要領で転ばせると良いそうです。

 
 
さすまたは扱い方を間違うと不審者に奪われて武器にされる危険があるため、あくまでも最終手段であり、できるだけ不審者と直接対峙することを避けるのが良いとのことでした。

また、箒や鞄を使った対応方法も教わりました。

 
 
今回、不審者対応役を担当した教員は、
「訓練とわかっていても急に来られると焦ってしまう。不審者との距離が近すぎると怖かった。

他の教員が駆けつけるまで実際は3分程度だったそうだが、10分以上かかった気がした。
誰かが助けに向かってくれているのか、放送があるまでは知りようがないのでとても不安だった。

いざという時にどうやって児童の身の安全を守るかを常に考えておかなければならない、と改めて実感した。

自分の身の安全も確保しつつ、周囲にどれだけ知らせることができるのかということや、
不審者を刺激しないような対応を落ち着いてできるのかという体験をすることができた。

今日の経験を万一のときに生かしたい。」
と話していました。

今後も様々な場面を想定した臨機応変な対応ができるよう、教職員一同取り組んでいきます。

地域との合同防災学習

8月1日(木)に視覚支援学校と合同で、地域との合同防災学習を実施しました。
両校の幼児・児童生徒と保護者、教職員で約90名、地域の方と関係者で約90名、
合わせて約180名で行いました。

今回は午前の部、午後の部の二部制で実施しました。

【午前の部】
開会式の前に、まずハイゼックス米の調理を行いました。

 


  
 
 
  
 
用意されたビニール袋に米1合を入れ、規定の量の水を注ぎます。
次に、袋の中の空気を全部抜くようにしてから口を結びました。
それらを婦人会の方が中心となってお昼ご飯までに鍋で炊いてくれました。


開会式の後、各グループごとに体験活動を行いました。
両校の幼児児童生徒とその保護者、地域の方との混合のグループでした。

煙体験では、火災発生時の避難口の見つけ方や、避難時の姿勢について教わりました。
テントの中は煙で何も見えず、ほんの数メートルの距離も長く感じるほどでした。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
消化器体験では、消化器の持ち方、運び方、使い方を教わりました。
初期消火は大切ですが、自分の身長よりも高い火柱の際はかまわずに逃げて身を守ることが重要とのことでした。

 
 
 
バケツリレーでは水の代わりの玉を運びました。
隣の人に渡すときには「はい!」などのかけ声で合図をして渡しました。

 
 
 
防災工作では、ゴミ袋を利用した簡易レインコートの作成と、キッチンペーパーを利用したマスクの作成を行いました。
いずれもとても簡単に作ることができ、災害時だけでなくキャンプなどのアウトドアにも利用できそうです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
体験後はランチルームで昼食をいただきました。
午前中に調理したハイゼックス米にレトルトのカレーをかけていただきました。

 
 
 
 
【午後の部】
午後は、地域の方と教員のみの活動でした。

本校は徳島市の指定避難所となっています。
実際に避難所を開設する場合、どこにどんな施設を配置するのかをグループごとに協議しました。

 
 
 
 
 
高齢者や女性といった災害弱者への配慮はもちろん、
視覚障害者や聴覚障害者のための情報保障や、視覚障害者のためのガイドロープの設置など、本校ならではの課題も見えてきました。


その後は、体育館へ移動し、段ボール製の間仕切りの組み立てを行いました。
間仕切りは立ち上がると中が見える高さでしたが、防犯上、高くしすぎないことが大切だとのことでした。

30度を超す暑さの中での作業でしたが、スポットクーラーや扇風機、氷水コーナーを設置して熱中症対策をしながら行いました。

 
 
 
 
 
【お世話になった方々、ご協力いただいた皆様】(順不同・敬称略)
八万地域の方(町内会、自主防災会、民生児童委員、婦人会、施設の方他)
徳島東消防署職員の方
防災センター職員 田中さん
とくしま❝あい❞ランド推進協議会の方

暑い中、大変お世話になりました。

視聴合同火災避難訓練

6月11日(火)に視覚支援学校と合同の火災避難訓練を行いました。

今回は、「2時間目に聴覚支援学校の3階教材室から出火した」という想定で訓練をしました。

火災報知器が作動すると同時に校内放送が入り、避難が始まりました。
その後、聴覚支援学校のモニターにも避難を促す表示がされました。

途中で負傷者(ダミー人形)を救護をする場面も設定されており、臨機応変に行動する様子が見られました。

負傷者(ダミー人形) 
 
幼児児童生徒たちは、教員の指示に従いながら落ち着いて行動することができていました。

教員の指示通り行動する様子 
 
聴覚支援学校全体の避難完了の確認がとれたのは、出火から6分43秒と良好でした。

避難完了 
 
挨拶 
 
実際に火災が発生した場合は、校舎内に煙が充満することが予想されます。
ハンカチやタオルで口と鼻を覆い、姿勢を低くして素早く避難することが必要です。

いつ何が起きても冷静に行動できるよう、今後も訓練を重ねていきます。

緊急対応訓練を行いました

5月9日(木)と6月5日(水)に、緊急対応訓練を行いました。


5月9日(木)は、熱中症緊急対応訓練を行いました。

今回は、「運動会当日の阿波踊りの演技中」という設定で訓練をしました。
生徒の様子に気がついた教員が駆けつけ、救護する流れを確認しました。

また、実際に運動会本番中に同様のことが起こった場合、他の幼児児童生徒へどう対応するのか、観客である保護者への説明や運動会中止の判断基準などを確認することができました。


6月5日(木)は、水泳学習の際の溺水時緊急対応訓練を行いました。

体育で水泳の授業を行う小学部の教員が中心となって、訓練に参加しました。 
 
 
  
 
訓練の前に、溺水時の対応方法について研修を行いました。
溺れている時は、後ろから抱きかかえて陸に上げるなど、具体的な方法を教わりました。 
 
その後、実際にプールにて授業時を想定した訓練しました。
担当教員が少ない状況でどのように役割分担をするのか、応援要請の方法などを確認しました。

 
 
 
 
 
 
訓練後の協議において、課題も見つかり、それらを改善した上で実際の水泳の授業を迎えることができました。

視聴覚合同地震津波避難訓練


 11月14日(水)に視覚聴覚合同地震津波避難訓練をしました。 
今回の訓練では授業中に大きな地震があり、津波が来る恐れがあるため 
全員屋上へ避難します。そして,窓ガラスの破損によって, 
中央階段の1Fから2Fの踊り場が通れないことになりました。 
その時にどのように避難するのか試みました。
 
 
 災害時では、様々なことが起こります。
 今回は1Fから2Fの踊り場は通れません。




 
 
 
 揺れを感じた時は、まず身の安全を確保します。
 机の下に入り、頭や体を守ります。



 
 
 
 幼稚部は中央階段をさけて迂回し、
 東階段から屋上を目指しました。



 
 
 
 車いすを運ぶ様子です。
 地震の時はエレベーターが使えないため
 職員が運びます。


 
「おはしもち」(押さない,走らない,しゃべらない,戻らない,近づかな
 い)の合い言葉通りに,みんな素早く避難することができました。
 
 屋上には,「徳島視覚聴覚支援」と大きくヘリサインが書かれています。